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脳廻転状皮膚の1例
沓掛 純一
1,2
1横浜警友病院皮膚科泌尿器科
2慶応義塾大学医学部皮膚科泌尿器科
pp.1065-1067
発行日 1955年12月1日
Published Date 1955/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201559
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本症は1907年UnnaがCutis verticis gyrataと命名したもので,頭頂部に脳廻転状を呈する特異な皺襞を形成する疾患であり,余は横浜警友病院にて頭頂部のみならず,顏面皮膚に迄及ぶ顕著な1症例に遭遇し,若干の検査を施行する機会を得たので茲に報告する。なお本症に就いては先に刊行された日本皮膚科全書第5巻の中で,本邦例71例その他内外文献による詳細な考察,検討がほどこされているので,文献的考察は凡て同書に譲り,こゝでは単に1症例を追加するに止める。
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