Japanese
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抗白癬剤ナフチオメートN (Separin液)の臨床的治験
CLINICAL STUDY ON NAPHTHIOMATE N (SEPARIN LIQ.),ANTIFUNGAL AGENT
山口 武津雄
1
,
村上 憲一郎
1
Mutsuo YAMAGUCHI
1
,
Kenichiro MURAKAMI
1
1大阪市立大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Department of Dermato-Urology, Osaka City University School of Medicine
pp.309-311
発行日 1963年3月1日
Published Date 1963/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203477
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I.緒言
近年,抗白癬剤の進歩はまことに目覚しいものがあり,外用薬としては,オキシベンゾール誘導体,脂肪酸系,水銀化合物,抗生物質等に優れた薬剤が製品化され,相当な治療効果を挙げている。また抗生物質としてGriseofulvinの如き内服治療剤も出現し,適確な治療効果を発揮している。併し乍ら,抗白癬剤はまだ,これらを以て足れりとするものではなく,使用に便利な点では確実な効果をもつ外用薬の出現が,特に望まれている。
最近吾々は,白癬菌に対して選択的に強力な抗菌力を有するナフチオメートNを含有する液剤の提供を受け,いささか臨床実験を行なつたのでその結果を報告する。
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