Japanese
English
--------------------
R−199(Salvizol)による皮膚白癬症の治験
TREATMENT OF RINGWORM WITH SALVIZOL
山口 武津雄
1
Mutsuo YAMAGUCHI
1
1大阪市立大学医学部皮膚泌尿器科学教室
1Department of Dermato-Urology, Osaka City University, Medical School
pp.91-93
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203430
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緒言
現在まで,皮膚糸状菌症に対する抗白癬剤として種々の薬剤が出現しているが,皮膚白癬症は今日尚難治のものが多い。これは糸状菌の寄生する表皮内に薬剤の滲透が行われ難いことが,主な原因として挙げられているが,又一方,皮膚白癬症に対する一般化膿菌の混合感染も一つの問題点として考えられる。
我々は今回,糸状菌のみならず,一般化膿菌に対しても広く抗菌力を有するSalvizolなる薬剤の提供を受け,之によつていささか臨床実験を試みたので,その結果を報告する。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.