Japanese
English
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泌尿器領域におけるChlordiàzepbxide(Balance)の治験
USE OF CHLORDIAZEPOXIDE (BALANCE) IN UROLOGY
森 昭
1
,
福井 一郎
1
,
谷村 実一
1
Akira MORI
1
,
Ichiro FUKUI
1
,
Jitsukazu TANIMURA
1
1大阪医科大学泌尿器科学教室
1Dept of Urology, Osaka Medical College
pp.597-601
発行日 1962年7月1日
Published Date 1962/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203310
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I.緒言
近時,Tranquillizerとして総称される各種の向精神神経剤が合成され,神経症治療の面に格段の進歩をもたらした。即ちChlorpromazine,Reserpin,Meprobamateなど,単に精神科のみならず各科領域に亘つて使用され,その優れた効果は広く一般に認められている。
最近新らしく製剤化されたChlordiazepoxideは従来のかかる薬剤とは全く異つた新化合物で,鎮静作用,筋弛緩作用は勿論,動物の馴化作用をも有する興味ある薬剤である。臨床的に不安,緊張,恐怖などを基調とする精神神経的及び精神身体的疾患に利用し,優れた効果があると云われている。
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