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橫山教授の急逝を悼む,他
田村 一
1
1慶大医学部
pp.1010-1012
発行日 1960年11月1日
Published Date 1960/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202944
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横山教授は先月の編集会議の翌朝床中で発病,昏睡状態を75時間余り続けられて9月19日の朝遂に不帰の客となられた。故笹川正男教授の逝かれたのは昭和7年9月20日であつたから,奇しくも前教授の祥月命日を明日に控えて,あとを追われたわけである。
故教授が本誌の編集にたずさわつたのは発刊(昭和21年11月10日)以来である。更にその前身である「臨牀の皮膚泌尿とその境域」の発刊(昭和11年10月1日)以来の編集同人でもあつた。その毎月の編集会議のあとの食事は全く遠慮のない,四方山話に時のたつを忘れるほど愉快なものであつた。それで多少不快であつたにも拘らず発病前夜にも,かかさず出席されたのだと思う。
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