Japanese
English
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皮膚科,泌尿器科患者より分離せる細菌の薬剤感受性について
THE IN VITRO SENSITIVITY TO ANTIBIOTICS OF BACTERIA FOUND IN PATIENTS WITH DERMATOSES AND UROLOGICAL DISEASES
太斉 公男
1
,
荒川 保徳
2
Kimio TASAI
1
,
Yasunori ARAKAWA
2
1弘前大学医学部皮膚科泌尿器科教室
2秋田県花岡鉱山病院皮膚科泌尿器科
1Dermato-Urological Departments of Hirosaki University
2Department of Dermatology and Urology, Hanaoka Mine-Hospital
pp.929-935
発行日 1960年11月1日
Published Date 1960/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202928
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Ⅰ.緒言
サルファ剤やペニシリン等を始めとする多くの抗生物質の普及に伴い,これら薬剤に対する諸種病原体の耐性獲得が諸家1)2)の注目する所となつてからかなり久しく,最近は特に病院内に於ける抗生物質耐性ブドー球菌に依る感染が問題になつている。吾々も近年各種感染患者中屡々難治性症例を経験するが,これに対する対策の1つとして,最近3カ年に於ける当皮膚科,泌尿器科領域の患者より分離培養せる各種細菌,並びに当科職員の咽頭部,さらに病棟,外来等より分離培養せる細菌の抗生物質,化学療法剤に対する感受性の比較検討を試みたので其の成績について些か報告したい。
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