Japanese
English
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進行性指掌角皮症の治療,特に局処療法に就て
TREATMENT OF KERATODERMIA TYLODES PALMARIS PROGRESSIVE;ESPECIALLY BY OINTMENT
溝口 周策
1
Shusaku MIZOGUCHI
1
1日本専売公社東京病院皮膚泌尿科
1Tokyo Hospital, Japan Monopoly Corporation
pp.749-751
発行日 1960年9月1日
Published Date 1960/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202887
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緒言
進行性指掌角皮症の病因は未だ完全には明らかにされて居ない。余のこれに対する見解はさきに(臨床皮泌,13巻,10号)発表した。即ち本症が皮脂腺を欠く所の指掌の皮表脂肪膜形成障害を伴う一種の接触皮膚炎形式のもので,汗分泌減退,それも汗腺の器質的変化を伴わず恐らくは末梢血流不全の結果おこる所の汗分泌障碍が大なる役割をなすものと考えた。此他に本症の病因に就て性腺機能異常,甲状腺機能との関連等諸説があるが,本稿ではこれを論ずることをせず,主として局処治療薬に就てのべることにしたい。
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