Japanese
English
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Microsporum gypseumによる皮膚真菌症の2例について
TWO CASES OF DERMATOMYCOSIS CAUSED BY MICROSPORUM GYPSEUM
二宮 聖耳
1
Seiji NINOMIYA
1
1南海鉄道病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermatology Nankai Tetsudo Hospital
pp.573-575
発行日 1960年7月1日
Published Date 1960/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202849
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本菌はSabouraudが1894年,Trichophytondu chienとしてはじめて報告し,以後各国において報告がみられるが,分離率は低い。我国では1936年高橋・森川2)が女子にみられた小水疱性斑状白癬2例より本菌を分離し,Microsporumgypseumとして報告したのにはじまる。我国における報告は後述する様に東京地方に多く,他の地方は稀であり,とりわけ関西地方にはその報告がない。
私は最近その2例を経験したので報告する。
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