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思いつくまま(2)
辻 一郎
Ichiro TSUJI
pp.933
発行日 1959年9月1日
Published Date 1959/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202640
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- 文献概要
月日のたつのは速いもので,私も27年の5月北大に赴任してからもう8年目になりました。その間大きな過ちもなく北海道の泌尿器科の発展に多少とも貢献出来ました事は,一には恩師高橋,市川両先生始め諸先輩の常にかわらぬ御支援御鞭撻の賜であり,二には志賀,岩下両教授時代からの北大皮泌科教室出身の方々の深い御理解と御援助のおかげであります。また多忙な診療,研究に全力をあげて私を助けてくれた教室員及び職員諸君に感謝しなければならぬ事は言う迄もありません。
始めの間は皮膚科と同じ医局・研究室で教室員も交替に回転する機構でしたが,30年から当時の皮膚科岩下教授と御相談の上両科を完全に分離し,私達の泌尿器科は全く別の建物に方に移転しました。この様にすつばりと皮膚科と泌尿器科を分けて了つた事はいろいろな意味でほんとによかつたと思います。
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