Japanese
English
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外用フラジオマイシンの皮膚泌尿器科領域に於ける応用について
ON APPLICATION OF FRADIOMYCIN POWDER IN THE FIELD OF DERMATOLOGICAL AND UROLOGICAL PRACTICES
大森 周三郎
1
,
沓掛 純一
1
,
菅井 昂夫
1
,
江川 二郎
1
,
池田 直昭
1
Shusaburo ŌMORI
1
,
Junichi KUTSUKAKE
1
,
Takao SUGAI
1
,
Jiro EGAWA
1
,
Naoaki IKEDA
1
1横浜警友病院皮泌科
1Dept. Uro. & Derm., Keiyu Hospital in YOKOHAMA
pp.625-626
発行日 1959年6月1日
Published Date 1959/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202579
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(1)
フラジオマイシン(以下F.M.と略記する)は1948年我が伝研梅沢博士によつてStreptomyces fradiaeより創出された抗生物質であり,その抗菌作用はグラム陽性及び陰性菌,結核菌等の広範囲に亙つて強力なものと云われている。余等は最近日本化薬株式会社の好意により,F.M.局所療法の目的を以つて製造された外用フラジオマイシンを使用する機会を得たので,後記する2,3の皮膚泌尿器疾患に使用して,その効果を研追して見た次第であるが,更にF.M.硫酸塩をも入手し得たので,下記十数種の細菌に対する試験管内抗菌作用をも併せ観察した。
実験に使用したF.M.硫酸塩は力価589mcg/mgのもので,これを肉汁培地による稀釈法で抗菌力を測定した。48時間後の成績は第1表に示す如くである。
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