Japanese
English
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小児に見られた膀胱血管腫
ANGIOMA OF THE BLADDER IN CHILDREN
長谷川 真常
1
Masatsune HASEGAWA
1
1金沢大学医学部泌尿器科
1Section of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
pp.243-248
発行日 1959年3月1日
Published Date 1959/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202501
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小児の膀胱腫瘍は非常に稀有なものとされ,中でも良性腫瘍の報告は,本邦文献中未だ10例に満たない現状である。膀胱血管腫については,本疾患の殆んどが先天的素因を有し,比較的年少者に多いと云われているが,今日までに高橋氏による13歳女子,新沢氏による9歳女子の2例の報告を見るにすぎない。
私は最近,血尿と奇異性尿失禁を主訴とし,重篤なる貧血状態で来院した6歳男子に於いて,膀胱腫瘍の診断のもとに膀胱部分切除術を施行し,剔出標本の組織学的検査により膀胱血管腫なることを確認したのでこゝに報告する。
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