Japanese
English
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排泄性腎盂撮影に関する研究(第1報)—各種造影剤排泄状態に関する実験的研究
STUDY ON EXECRETORY PYELOGRAPLY:(I) Experimental research about exceretion of several contrast medium
志田 圭三
1
,
林 朴一
1
,
吉沢 信雄
1
,
磯部 宏志
1
,
茅原 礼七
1
,
中島 順
1
Keizo Shida
1
,
Bokuichi Hayashi
1
,
Nobuo Yoshizawa
1
,
Hiroshi Isobe
1
,
Reihichi Chihara
1
,
Jun Nakajima
1
1東京医科歯科大学皮膚科泌尿器科
1Dermatological & Urological Department, Tokyo Medical & Dental University
pp.545-548
発行日 1958年6月1日
Published Date 1958/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202271
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(1)緒言
1923年Mayo ClinicのRowntree,Osbone等が10%ヨードナトリウムを使用し,排泄性腎盂撮影法を行い,1929年Rosenoが沃度ナトリウムと尿素を結合せしめたPyelognostを用い稍々成功をおさめて以来,続々として薪しい造影剤が出現し,現在に於ては,レントゲン診断法の重要な一方法として臨床的に欠く事の出来ないものとなつた。即ち,排泄性腎盂撮影法は操作が簡単で,患者に与える負担が少なく,且つ造影剤の排泄程度により腎機能をも推測し得る利点がある。然しながら,鮮明な影像を得る為には,副作用が少なく,造影力のより強い製剤の出現が常にのぞまれている。
著者等は,現在,我国で汎く用いられている造影剤の中ピリヂン誘導体であるSugiuron,アルカリ性のdiacthanolamineを溶媒としたPyra-ceton,又,一分子中に3個のJodを含有しておるUrokolin (以上3種共第一製薬)の3種の造影剤を同一患者に使用し,その排泄状態を比較観察した。
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