Japanese
English
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持続性勃起症症例追加
PRIAPISM CAUSED BY LEUCAEMIA (CASE REPORT)
志田 圭三
1
,
武田 裕寿
1
,
阿部 公明
1
,
村山 弥三郎
1
,
横川 正之
1
,
稲田 俊男
1
,
中島 順
1
,
𠮷沢 信雄
1
,
磯部 宏志
1
,
茅原 礼七
1
Keizo SHIDA
1
,
Hirotoshi TAKEDA
1
,
Kimiaki ABE
1
,
Yasaburo MURAYAMA
1
,
Masayuki YOKOKAWA
1
,
Toshio INADA
1
,
Jun NAKAJIMA
1
,
Nobuo YOSHIZAWA
1
,
Hiroshi ISOBE
1
,
Reishichi CHIHARA
1
1東京医科歯科大学皮膚泌尿科
1Urological Department, Tokyo Medical & Dental University
pp.537-543
発行日 1959年6月1日
Published Date 1959/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202562
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I.緒言
持続勃起症は症状であつて,診断名ではないかも知れない。しかし,従来1つの診断名として記載され,またとり扱われてきた。この症状は色々な疾患の際に発現し,その主なる変化は陰茎が異常に長時間勃起する状態をいうのである。更に性感を伴わず疼痛があり,局所に冷感がある等の点で,一応は,生理的勃起と区別されているが,詳細に調べてみると全く不明な点が多い。
持続性勃起症の原因としては種々あげられており,白血病の際に持続勃起症を併発することは成書にみられる所であるが,その報告は少いものの様である。最近著者等は,その1例を経験したので報告し,併せて原因不明,鎮静剤投与により治癒した1例を追加する。
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