Japanese
English
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腋臭皮膚切除術の遠隔成績
THE REMOTE RESULT OF SKINRESECTION THERAPY IN OSMIDROSIS AXILLAE
石田 昭雄
1
Akio Ishida
1
1弘前大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Department of Dermatology, Medical Faculty, Hirosaki University
pp.369-371
発行日 1958年4月1日
Published Date 1958/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202230
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腋臭症の治療には従来より種々の方法が行われているが,薬物療法,理学的療法及び外科的療法の3つに大別される。此の中の薬物療法及び理学的療法は再発が多く根治を期待する事は難しい。又観血的療法の中で皮膚切除法は根治的療法とされているが瘢痕が大きく目立つ等の欠点があり,此の欠点を補う為に加納1)等は皮下組織掻爬術なる新方法を用いて遠隔成績を発表し,好成績を収めたと報告している。
吾々は此の度昭和25年以降本科を訪れた腋臭症及び腋窩多汗症患者の中,皮膚切除法を施行した84名につきアンケート式による調査を行い57名よりの解答に接したので,諸家の成績と比較検討して見た。尚,調査事項は腋臭の自覚程度,発汗の程度,瘢痕状態,上肢の運動及び腋毛の発生状態の5項目についてである。
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