Japanese
English
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新水銀化合物による腋臭症の治療効果—特にその作用機序について
TREATMENT OF OSMIDROSIS AXILLAE WITH NEW MERCURIAL COMPOUND
小堀 辰治
1
,
鳴海 淳郎
1
Tatsuji Kobori
1
,
Junro Narumi
1
1東京逓信病院皮膚科
1Dermatological Department, Tokyo Teishin Hospital.
pp.361-368
発行日 1958年4月1日
Published Date 1958/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202229
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1953年Shelley and Hurley10)はアポクリン汗はそれ自身無臭であるが,これが腋窩に繁殖している細菌の作用をうけて分解し,始めて特異の臭気を発するようになるとの劃紀的な報告を行い注目を集めた。
彼等はこれを証明するためhexachlorophenedetergentを含む軟膏を局所に使用して脱臭作用のあることを明かにし,後にNeomycin軟膏32)を使用して,更にその脱臭作用のすぐれていることを示した。
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