Japanese
English
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Eurax(Geigy)の使用経験
CLINICAL NOTE OF EURAX OINTMENT
中野 政男
1
,
亀井 義明
1
,
穴口 重郎
1
M. Nakano
1
,
Y. Kamei
1
,
J. Anaguchi
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Keio University
pp.305-307
発行日 1958年3月1日
Published Date 1958/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202218
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I.緒言
皮膚疾患にあつて,自覚症状として最も多く発現し,且患者を苦しめるものは掻痒であり,これを緩解するために,意識的無意識的に行う掻爬は,皮膚疾患増悪の一因となつている。
臨牀上,この掻痒の処理ということは,皮膚科医の最も苦心する所であつて,古来掻痒に関する基礎的研究も多く行われ,最近は山碕,奥野,伊藤氏らの優れた業績1)があるが,今以てその本態が悉く解明されたと言えない状況である。
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