Japanese
English
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尿路感染症に対するSulfamethizoleの応用
THE EFFECT OF SULFAMETHIZOLE UPON URINARY INFECTIONS
田辺 澄
1
,
佐々木 八郎
1
Kiyoshi Tanabe
1
,
Hachiro Sasaki
1
1岡山大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Department of Dermato-Urology, School of Medicine, Okayama University
pp.135-139
発行日 1958年2月1日
Published Date 1958/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202181
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尿路感染症に対してサルファ剤を使用するに当つて,その治効を高めるためには,吸収が良く,尿中濃度の高いこと,言い換えると尿中溶解度がpHの影響を受けることが少く,低いpHでも高い溶解度が保たれることが要求されることは衆知の通りである。そのためにはアセチール化率が低いことが必要である。最近発売されたSulfamethizole(Urocydal)は,在来のサルフア剤に比し,可成この条件に叶つた製剤と思われたので,その臨床使用成績を報告し,2,3使用上の問題点について検討を加えて見た。
Urocydalは2-sulfanilamido-5-methyl-1,3,4-thiadiazoleで次のような構造を有する製剤である。
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