Japanese
English
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膀胱異物について
FOREIGN BODIES OF THE BLADDER
徳山 勝
1
Masaru Tokuyama
1
1岡山大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Department of Dermatology & Urology School of Medicine, Okayama University
pp.141-143
発行日 1958年2月1日
Published Date 1958/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202182
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膀胱異物症については,既に諸家によつて報告されている。即ち,統計的観察を試みた報告には,都築1)(50例),大川2)(117例中本邦例51例),岩下3)(88例),土田4)(156例),山本,大森5)(117例),岸本7)(57例),呉8)(318例),平田9)(98例)後藤,新谷13)(312例),有田14)(356例)等があり,その他,ネラトン氏カテーテルによるものには,杉下6)(29例)が,膀胱異物結石については,中曾根,高田11)(110例)が,既往手術に起因するものには,野崎,安達16)(42例),神長15)(縫合糸によるもの60例),野沢16)(ガーゼによるもの17例)がある。尚教室の藤井12)は,膀胱周囲手術後に発現した膀胱異物結石34例(自験4例を含む)について詳細なる報告を行つている。著者は昭和6年より昭和31年末に至る26年間に,当教室に於て得られた膀胱異物症例24例を整理し,併せて本邦文献との比較考察を試みた。
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