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新薬治験
尿路感染症におけるHippramine(R-657)の応用
CLINICAL EXPERIENCE OF HIPPRAMINE (R-657) ON URINARY TRACT INFECTION
石神 襄次
1
,
大島 秀夫
1
,
黒田 清輝
1
Joji ISHIGAMI
1
,
Hideo OSHIMA
1
,
Kiyoteru KURODA
1
1神戸大学医学部泌尿器科教室
pp.575-577
発行日 1967年6月20日
Published Date 1967/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200195
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Ⅰ.緒言
新しい抗生物質の出現により感染症に対して画期的な役割を演じられているが,一方耐性菌の増加は我々臨床医にとつて各種抗生物質の発達した今日においてもなお治療困難なる感染症を経験せしめる原因になつている。かかる耐性菌による感染症に対する治療対策として新しい抗生物質の発見ももとより必要ではあるが,また違つた観点から抗生物質とは全く作用機序の異なつた薬剤による治療が考慮され,かかる意味からホルムアルテヒド系薬剤が再認識されつつある。
今回我々は大日本製薬株式会社で間発されたHipp-ramineの提供をうけ神戸医科大学泌尿器科外来患者ならびに入院患者に使用しその臨床治験を得たのでその結果を報告する。
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