Japanese
English
婦人科 感染症
尿路感染症に対するSulfamethizoleの治験
Experience with sulfamethizole for the infection of urinary tracts
吹田 清純
1
,
柳井 明
1
,
伊藤 輝夫
1
Kiyozumi Fukita
1
1倉敷中央病院産婦人科
pp.137-140
発行日 1962年2月10日
Published Date 1962/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202572
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緒言
女性に於ては外尿道口,尿道等の解剖学的関係により尿路疾患に罹患し易い。婦人科的尿路疾患の病原菌はその半数以上が大腸菌で占められていると云われる。従つて大腸菌に作用の強いスルファミン剤が使用される事が多く,又その効果を高める為には吸収がよく血中,尿中濃度高く,胃腸障害等の副作用が少い事が望ましい。現在発売されているSultamethizoleは在来のサルファ剤に比し此の目的に適すると云われる。私達は尿路感染症にウロサイダル(エイザイ発売製剤)を使用し臨床成績を検し,又一部患者について血中濃度,尿中排泄の状況を実験したので報告する。
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