Japanese
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特集 小児の皮膚泌尿器科疾患
条件づけ法による夜尿症の治療
THE TREATMENT OF NOCTURNAL ENURESIS BY THE CONDITIONING METHOD
梅津 耕作
1
Kosaku Umezu
1
1精神医学研究所心理学研究室
1The Section of Psychology, SEISHIN-IGAKU Institute (The Institute of Psychiatry)
pp.1285-1290
発行日 1957年12月16日
Published Date 1957/12/16
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202147
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緒言
筆者は医学に就いては全く門外漢であるが,夜尿症は心理学から見て興味深い疾患の一つである。夜尿症の過半数には身体的原因が見出されないか若しくは現在迄の所不明であり,古来その病因論と治療法が多岐にわたる事は,その性質の複雑性を物語つているものでもあろうか。筆者はこれ迄条件づけ理論に基いた治療に興味を持ち症例を集めているが12)13),ここにその大要を御紹介して専門諸家の御批判御助言を頂ければ幸である。
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