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特集 小児の皮膚泌尿器科疾患
泌尿器奇形—(尿道上裂,膀胱外反症,尿管異常開口,尿膜管屡及び水腎症)
UROLOGICAL MALFORMATIONS : (EPISPADIA, VESICAL EXSTROPHY, ECTOPIC URETERAL ORIFICE, URACHAL FISTHLA AND HYDRONEPHROSIS)
高安 久雄
1
,
佐藤 昭太郎
Hisao Takayasu
1
,
Shotaro Sato
1新潟大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Niigata University School of Medicine.
pp.1291-1299
発行日 1957年12月16日
Published Date 1957/12/16
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202148
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水腎症を含む泌尿器性器奇形は小児泌尿器外科に於いて成人に於ける場合と比較すると遙かに重要な地位を占める疾患である。即ち,宮坂(1956)によれば1950年から1956年に至る7年間の新潟大学泌尿器科の小児入院患者117例中水腎症5例.他の奇形14例であつて,両者を合すれば19例,即ち15.7%,症例の約1/6を占めていた。これに対して同科の小児を含む一般入院患者についてみると,1065例中泌尿器性器奇形は62例,5.8%に過ぎなかつた(楠等1955)。
我々はここで代表的な泌尿器性器奇形(尿道下裂を除く)について略述してみよう。
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