Japanese
English
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尿路結核症ことに膀胱結核に対するピラマイド,ヒドラジツドの併用療法
THERAPY OF THE URINARY, ESPECIALLY BLADDER TUBERCULOSIS WITH THE COMBINED ADMINISTRATION OF PYRAMIDE AND HYDRAZIDE
稲田 務
1
,
大森 孝郎
1
,
杉山 喜一
1
T. Inada
1
,
T. Omori
1
,
K. Sugiyama
1
1京都大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology Faculty of Medicine,Kyoto University.
pp.660-664
発行日 1957年8月1日
Published Date 1957/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202017
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緒言
結核症に対する化学療法剤の進歩は最近特に目覚しいものがある。PyrazinamideはINAHが抗結核剤として登場した1952年始めには既に抗結核剤として知られていたが本剤の単独投与では所期の効果が得られず種々の副作用があつたために一時治療の目的から離れたような感があつた。しかし1953年PyrazinamideとINAHとの併用がきわめて良好な結果をきたすことがSchwartz及びMoyerによつて明らかにされて以来いろいろの併用効果が発表されている。我々も泌尿器結核(特に腎及び膀胱結核)に使用して良好な結果を得たので報告する。本実験に用いた薬剤は三共株式会社のPyramideである。
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