Urological Letter
尿路性器結核症/膀胱鏡検査はいつ行うべきか(補遺)
pp.1168,1172
発行日 1981年12月20日
Published Date 1981/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203257
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筆者も臨床医になつた初期には,しばしば尿路や性器の結核を診ている。第二次世界大戦から帰還した時にはDenver市にはまだ三つのサナトリウムがあつた。そして二つの病院で診療していたし,時々は第三の病院でも泌尿器科的診療の手助けをしたことがある。
ところが新しい結核の症例が減少したので,それらの施設も変化してきた。一つのサナトリウムは一般病院に転換し,今や大きいメディカルセンターになつた。もう一つは癌の研究および治療の施設に変わつた。三つ目は呼吸器疾患の治療および免疫欠損性疾患の研究の場として使われている。これらの施設では過去5年間尿路性器結核は1例も診ていない。
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