Japanese
English
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皮膚膿皮症のGramycin軟膏による治験
THE TREATMENT OF PYODERMAS WITH GRAMYCIN OINTMENT
天谷 一栄
1
,
片山 喬
1
Kazue Amagai
1
,
Takashi Katayama
1
1千葉大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Dermato-Urological Department, Medical Faculty, Chiba University
pp.435-438
発行日 1957年5月1日
Published Date 1957/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201961
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緒言
1928年FlemingによるPenicillinの発見と1939年DubosによるBaCillus brevjsの1株の産生する物質tyrothricin(後にGramjcidjn 及びtyrocidinの2つの物質より成るとされた)の報告以来微生物の産生する抗菌物質の研究及びその臨床的応用は非常に広く行われるようになり,皮膚科領域に於ても全身的投与のみならず,軟膏として局所投与も行われるようになった。
こうした抗生物質の中,有芽胞土壤細菌の産生するものとしては今日迄多数が知られているが,Bacillus brevjsの産生する抗生物質にはDubos等の前記Gramicidin.及びTyrocidin,Ganse & Brazhrikovaによつて分離されたGramicidin S,Barnes & NewtonによるBrevin,大谷,斎藤のGramicidin J,安斎等の抗生物質,及び元村等によつて分離されたBrevolin等が現在迄知られている。
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