特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
1 皮膚軟部組織
膿皮症,皮膚膿瘍
品川 文乃
1
1健和会病院小児科
pp.38-41
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001272
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サマリー
1 感染臓器:
皮膚(表皮~真皮)
2 想定する微生物:
黄色ブドウ球菌
A群溶血性レンサ球菌
3 提出すべき検査:
採取可能な場合は膿のグラム染色,細菌培養検査(薬剤感受性検査含む)
4 経験的治療:
フシジン酸ナトリウム外用薬
セファレキシン内服
5 標的治療:
MSSA:セファレキシン内服
MRSA:ST合剤内服
6 治療効果判定:
局所所見の改善
7 Oral switch:
重症:全身状態の安定後
8 治療期間:
5~7日間,再発性膿瘍は10日間
9 参考となる成書やガイドライン:
文献 1),2),3),4)
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