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水痘並に帯状疱疹の統計的観察(第2報)—抗生物質普及前後に於ける比較検討
梶川 宏
1
,
小松 昭文
1
1東北大医学部皮膚科教室
pp.583-586
発行日 1955年8月1日
Published Date 1955/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201475
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曩に本誌第9巻第1号に我々は,同題名で水痘に就て報告し,最近水痘患者が増加し,且つその症状が増悪した事を,或は抗生物質普及による影響ではなかろうかと臆測した。茲に帯状疱疹の統計的観察を,第2報として報告する。
帯状疱疹の統計は当教室の柴が発表した昭和1年から21年迄の観察があり,是を「普及前」とし今回我々が調査した昭和22年以降29年6月末迄を「普及後」と一応区分して,両者を比較検討して見る事にした。
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