特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
皮膚疾患
水痘・帯状疱疹
木花 光
1
1済生会横浜市南部病院皮膚科
pp.591-593
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101613
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水痘は幼時に罹患すると軽症ですむが,成人での罹患は重症になる.近年,成人水痘が増加している.水痘のウイルスは,水痘治癒後,宿主の神経節に何十年も潜伏する.高齢,過労,悪性腫瘍などで宿主の免疫力が低下すると,ウイルスは再活性化し帯状疱疹を発症する.帯状疱疹はなるべく早く抗ウイルス薬による治療を始めないと,重症化したり,皮疹治癒後も神経痛が何年も残ることがある.
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