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内外文献抄録
三浦
,
宗
,
西陰
,
荒井
,
菅井
pp.498-505
発行日 1954年8月1日
Published Date 1954/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201260
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皮膚科
外国文献
深在白癬の菌学,細菌学および組織病理学 A.R.Birtand J.C.Wilt-Arch.Dermat.& Syph.69:441,1954.
過去15ヵ月間に30例を経験,内訳はケルスス禿瘡13,白癬性毛瘡3,集蔟性毛嚢炎性白癬10およびその他4である。うち培養に成功したものは19例で,その臨床像は定型的であったが,菌学的に診断を確定することは,必ずしも容易ではない。菌種のうち19例中11例がT.favi-formeで,北米における深在白癬の原因菌は本菌によることが普通である。膿汁の分泌は菌に対する組織のアレルギー性反応で,抗生物質の使用はその適応とはならない。組織検査は肉芽腫との鑑別に有効である。
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