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レツクリングハウゼン氏病を合併せる護謨樣皮膚
增田 圭喜
1
,
春日 善男
1
,
武居 文夫
1
1長野赤十字病院皮膚科泌尿器科
pp.101-104
発行日 1954年2月1日
Published Date 1954/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201154
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緒言
護謨樣皮膚とレツクリングウゼン氏病との合併例については今日未だその記載がなく,此の兩者は全く別個の疾患であり,唯偶然の合併であるか,或は兩者の間に何等かの因果關係が有るかについては目下の所尚不明である。又護謨樣皮膚自身にしても今日尚稀有の疾患とされ,その定義及命名をめぐつて,長い間諸學者が論爭を繰返して未だその結論を見ていない状態である。
最近我々は同一個軆に護謨樣皮膚とレツクリングハウゼン氏病が同時に發現した興味ある症例を經驗したので茲に報告し,諸賢の御批判を乞いたい。
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