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廣汎な第Ⅲ度火傷の治驗例—特にバリダーゼ,輸血漿,同種皮膚移植の効果に就いて
平出 聰
1
,
宇野 安雄
1
,
鳴梅 淳郎
1
1東京逓信病院皮膚科
pp.97-99
発行日 1954年2月1日
Published Date 1954/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201153
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廣汎な高度の火傷の治療に際して常に問題となるのはショツクの豫防,壞死組織の速かな清淨化及び可及的速かな植皮術の施行にあると考えられる。我々は偶々廣汎な第Ⅲ度火傷を治療する機會を得たが,この患者にLederleのVaridaseを使用して壞死組織の速かなる清淨化を經驗し,又廣汎な創傷面に於ける血清漏出と二次的感染の危機を保護する重要な問題として,生軆崩帶的意味を持つ同種皮膚移植を行い,好結果を得たのでここに報告する。
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