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遺傳性汎發性色素異常症の一家系
上尾 隆昭
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1國立別府病院本院外科
pp.97-99
発行日 1953年2月1日
Published Date 1953/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200913
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緒言
我が國に於こ遠山,松本,駒屋氏等によつて遺傳性對側性色素異常症が提唱せられ,之に績いて多數の症例が報告され,その遺傳學的研究がなされたのであるが,1933年市川—平賀氏によつて此の遺傳性對側性色素異常が汎發性に現われた2家族例について遺傳性汎發性色素異常症なる名稱が提唱され,最近末永氏は5代に亙る類似例を報告している。私は最近4代に亙る全く類似例の一家系を觀る機會を得たので茲にその概要を報告する。
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