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2歳女兒の膀胱結石の1例
矢端 信一郎
1
1桐生厚生病院
pp.99-100
発行日 1953年2月1日
Published Date 1953/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200914
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緒言
小兒に來る尿路結石は比較的少く稀有のこととされている。文献に徴してみても,高橋,楠氏等も20才以下の者では我國にては非常に少く,金光氏も15才以下の症例94例中5才以下のものを僅かに27例數えている。更に2才以下の者は8例を算えるに過ぎない。
最近女兒にして生後1年半位より尿線の斷續による排尿障碍を認め,2年半にて膀胱結石を發見摘出せる1例に遭遇せるを以て,報告しようと思ふ。
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