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マ劑の副作用と蛔虫との關係
持尾 長年
1
,
高島 義憲
1
1貝島病院皮泌科
pp.95-96
発行日 1953年2月1日
Published Date 1953/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200912
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緒言
砒素劑が梅毒に對して卓效ある事は論を俟たない。マファルゾールはサルバルサンの如く重篤な副作用は餘りないが,尚時偶,不快な副作用を伴う缺點がある。
更に驅梅力を一氣に強化して短期に治療の完壁を期すべく,強力療法,大量療法,連績注射法等を行う時,常に本劑の副作用と云うものが當面する問題となつて來る。此の副作用の原因としては現在,藥品の不良,アレルギー,又は體質等が考えられ,此の方面に對して色々の對策がとられて來た。
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