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統計的に見たるクリサロビン製剤"CCS"の皮膚糸状菌病に對する效果
石丸 一
1
,
山之内 融
1
1南海電氣鐵道病院皮膚科
pp.66-70
発行日 1952年2月1日
Published Date 1952/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200669
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余等は曩に臨床皮膚泌尿科第5巻第1號(昭和26年1月)に余等慣用のクリサロビン製剤‘CCS’に就いて簡單に發表しておいたが,ここには昭和24年及び25年の2年間に當南海病院皮膚科に於てCCSを使用して治療した所謂水虫,各種白癬菌症,瘢風,紅色陰癬等各種の皮膚絲状菌症例に對する效果に就て統計的に觀察した結果を報告する。
是等症例中當時豫後の明瞭でなかつた患者に對しては最近往復ハガキを以て照會し,數項目に就て多くの返信を得たので此の成績は稍正確を期し得るものと信ずる。
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