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嚢尾虫症の1例
井田 正文
1
,
堀口 義仁
1
1慶應義塾大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.195-196
発行日 1951年4月1日
Published Date 1951/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200501
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嚢尾虫症に就いては,1558年Rumlerが,癲癇患者の剖檢中,その硬腦膜中に,有鈎條虫Taenia soliumの幼虫Cysticercus cellulosalを發見して以來,多數の患者が歐洲に於て發見されたが,東洋にても支那,滿洲に常時見られる事が判り,日本内地にても稀ではあるが症例報告がなされている。我々も嚢尾虫症1例を經験したのて報告する。
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