--------------------
精系脂肪腫症例
金子 榮壽
1
,
三浦 俊夫
1
1慶応義塾大學醫學部皮膚泌尿器科教室
pp.327-329
発行日 1949年8月1日
Published Date 1949/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200224
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
種々の腫瘍が精系に於ても認められ,これ等を分類して臨床的症状から良性,惡性,或は固形性,嚢腫性としているが,1926年MinskのWeiss.russisch Staatsuniverität外科教室のS.Rubas-chow教授は,精索腫瘍に就て詳しく報告して(Zeitschr.f.Urol.Chir.Bd.21,S.42,1927)この分類は發生の上かち行うべきを提唱している.即ち次の如きものがある.
1.胎生期性の腫瘍:例えば畸形腫,皮樣嚢腫,中胚葉性の異處的腫瘍,ウオルフ氏體遺残よりの嚢腫,ウオルフ氏體遺殘よりの充實性腫瘍.
Copyright © 1949, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.