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膿皮症の研究(第1報)最近5ケ年間の統計的觀察
三浦 祐晶
1
,
河西 正
1
1北海道大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.197-201
発行日 1948年11月1日
Published Date 1948/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200120
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緒言
氣候的因子が少からず關聯してゐる膿皮症が、札幌のやうな比較的寒い地方では如何なる状況を示してゐるかを窺知しようとして、茲では昭和17年3月(岩下教授就任)より同22年3月迄の滿5ケ年間に於ける北大皮膚科泌尿器科教室外來患者を統計的に觀察してみた。膿皮症の分類は人により相違するが、主として化膿球菌によるもの(丹毒を含む)をとりあげ、その頻度、氣候的因子との關係、更に年齢及び性別との關係等に分けて特に我國に於ける比較的温暖地方のそれと比較檢討したのである。
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