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最近の陰莖癌の統計的觀察
飯田 康衞
1
1日本醫科大學附屬第二醫院皮膚科泌尿器科
pp.64-68
発行日 1948年7月1日
Published Date 1948/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200078
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陰莖癌は諸種陰莖腫瘍中最多數を占め、又本邦に於ては皮膚癌男女合計よりは少いが男子のみの皮膚癌症例數よりは多數であると言われ必ずしも稀有なる疾患ではない。本邦に於ける1937年より1946年に至る最近10年間の文獻を渉獵するに症例報告者65氏、報告症例數97例に及んでゐる。余は此等記載明瞭なる99例を選んで種々統計的觀察を試みたのでその大要を記述し、併せて最近經驗せる陰莖癌の1例に就いて追加報告する次第である。
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