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皮膚レイシユマニヤ症に就いて
樋口 謙太郎
1
,
土井 羊吉
1
1久留米醫科大學皮膚科泌尿器科教室
pp.94-98
発行日 1948年8月1日
Published Date 1948/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200090
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本症は大正8年土肥教授が本邦第1例を記載されたものであるが、其の後本邦に於ける經驗例は後述する如く僅かに12例に過ぎない。即ち余等の例は本邦第13例に當る。斯の如く報告例の僅少であるのは我國が本症の流行圈外にあつたためである。併し最近の樣に引揚者が多くなると或は内地にても見られるかも知れない。本論文は昭和18年某誌に掲載の豫定であつたが空襲のため中止となつたものである。其後九大皆見教授により(皮と泌11卷5號)エスプンヂアとして2例追加報告がなされた。
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