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痔疾の近接レントゲン照射療法
竹內 勝
1
1千葉醫科大學皮膚泌尿器科教室
pp.29-35
発行日 1946年11月10日
Published Date 1946/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200008
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緒言
1933年Adam Chaul氏はその考案した近接レ線照射装置による皮膚癌の治験を發表して以來數年に亘つて續々と研究を發表し子宮癌皮膚癌に驚くべき卓效を報告した。
本邦に於ても,東大・慶大・名大・九大・京大・岡大等に於て,本装置による皮膚癌,血管腫或は子宮癌の良效なる治療成績が相次いで發表せられて居る。最近小堀氏は種々の皮膚疾病に本法の用ひ得べきを報告し,その適應症を擴大した。余も昭和18年12月千葉醫學會で,我教室に於て試みた本療法の成績の一端を發表し,その後1年間に得た140餘例の照射成績を再び昭和19年11月千葉醫學會大會で發表した。
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