特集 これからの高齢者診療—循環器医が人生100年時代にどう向き合うか?
Ⅱ.高齢者に対するintensive care
―紙上ディベート―弁膜症:外科的立場
松浦 馨
1
,
松宮 護郎
1
1千葉大学医学部附属病院心臓血管外科
pp.80-85
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200450
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Point
・手術の低侵襲化とカテーテル治療の進化によって,高齢者の弁膜症に対してもリスクやfrailtyなど多方面から評価したうえで治療適応を検討するようになり,全体的に適応は拡大傾向にある.
・外科医の役割は多岐にわたり,適応評価に参画するだけでなく,低侵襲化する外科手術のクオリティの向上や複雑化するconventional手術の安全性の担保とともにカテーテル治療を熟知し,また参加することが求められている.
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