特集 これからの高齢者診療—循環器医が人生100年時代にどう向き合うか?
Ⅱ.高齢者に対するintensive care
―紙上ディベート―弁膜症:内科的立場
白井 伸一
1
,
磯谷 彰宏
1
1小倉記念病院循環器内科
pp.74-79
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200449
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Point
・TAVIは今後低リスクを含めて広く適応となっていくと思われるが,弁の長期耐久性を含めてハートチームでのディスカッションで適応を決定すべきものと思われる.
・僧帽弁においては,カテーテル治療において様々なデバイスが出現してくるが,その適応としては僧帽弁閉鎖不全症の病態にて使い分けていくことが重要である.
・三尖弁閉鎖不全症に対してもカテーテル治療が適応となるが,最も重要なことは治療の至適時期を判断すること,そして三尖弁逆流の新たな定義を構築していくことと思われる.
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