特集 不整脈治療の最新デバイステクノロジーとリードマネジメント
Ⅲ.植込みデバイス手術の合併症
合併症の種類
楊 培慧
1
,
髙木 雅彦
2
1関西医科大学総合医療センター循環器腎内分泌代謝内科
2関西医科大学総合医療センター不整脈治療センター
pp.466-474
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200394
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Point
・植込み型心臓電気デバイスに伴う合併症は,ポケット関連とリード関連の合併症があり,周術期のみならず遠隔期にも発生する.合併症の内容とその予防策,トラブルシューティングを十分に知っておく必要がある.
・経静脈リードシステムの合併症を予防する目的で,ヒス束ペーシング,リードレスペースメーカ,皮下植込み型除細動器などが施行されるようになってきたが,それらに対しても新たな合併症が報告されている.
・植込み型除細動器や心臓再同期治療では,デバイスの大きさ,リードの硬さ・太さ,手技の難しさなどから,ペースメーカより合併症の発生率が高くなる.
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