今月の臨床 産科危機的出血のベストマネジメント―知っておくべき最新の対応策
出血への予防
予防的IVRの適応と種類,合併症
ウッドハムス 玲子
1
1北里大学医学部放射線科学(画像診断学)
pp.831-839
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209803
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●前置癒着胎盤の集学的マネジメントにおいて,予防的IVRの導入は大出血のリスク軽減に大きく寄与する.
●円滑な予防的IVRの導入には,放射線科医と産科医,麻酔科医をはじめ関連スタッフとの良好なコミュニケーション,手術室でのIVRに必要な物品や装置の整備が必要である.
●予防的IVRの手技に関して定まった見解はないが,手技により得られる利益とリスクのバランスを考慮して,病態に応じた適切な手技を選択する必要がある.
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