特集 心エコー図で何を見る?—スクリーニングから精査まで
Ⅴ.病棟編—精査とその解釈のために
肺高血圧および右心機能評価
杜 徳尚
1
1岡山大学循環器内科学
pp.376-383
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200377
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Point
・肺高血圧の治療の進歩はめざましく,これまで以上に正確で迅速な肺高血圧の診断が求められている.
・平均肺動脈圧≧20mmHgは肺高血圧の診断において必須の項目である.
・心エコー図を用いて各種の肺動脈圧を推測することができるが,各々に限界がある.
・さらに肺血管抵抗や肺動脈楔入圧も推測することができるが,各々の限界を熟知しておかねばならない.
・右室のサイズや機能評価も心エコー図で可能であるが,限界は多く,使用に際して注意しないといけない.
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