特集 循環器の現場からの検証:そのエビデンスを日本で活用するには?
Ⅰ.総論
わが国での診療ガイドラインの問題点と改善への試み
南郷 栄秀
1
1東京北医療センター総合診療科
pp.16-22
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200217
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Point
・EBMはエビデンスを診療現場で活用するための方法論であり,エビデンスそのものではない.
・診療ガイドラインの作成方法は歴史的に進化しており,現在では,システマティックレビューを行って質を評価して推奨を作成するGRADE systemを用いるのが主流である.
・診療ガイドラインが特定の団体の利益を誘導するようなことはあってはならず,中立的な立場を取るために,作成委員の選定とCOIの開示が必要である.
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