特集 肺高血圧症Cutting Edge
Ⅳ.肺高血圧症治療:内科的治療と外科的治療,そして将来の治療
エンドセリン受容体拮抗薬—受容体選択性は考慮すべきか? 何を根拠に選択するのか?
玉田 直己
1
,
江本 憲昭
1,2
1神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野
2神戸薬科大学臨床薬学研究室
pp.404-410
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200170
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Point
・エンドセリン系は肺動脈の収縮や血管平滑筋細胞の増殖など,肺動脈性肺高血圧症の病態形成に関わっている.
・エンドセリン受容体拮抗薬は肺動脈性肺高血圧症治療のキープレーヤーとなる薬剤である.
・エンドセリンが作用する細胞内情報伝達経路には未だ不明な点も多く残されており今後の研究課題である.
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