特集 いま,内科薬はこう使う
消化器薬
制吐薬:5-HT3受容体拮抗薬,選択的NK1受容体拮抗薬
船越 信介
1
,
高石 官均
2
,
日比 紀文
1
1慶應義塾大学消化器内科
2慶應義塾大学病院腫瘍センター
キーワード:
カイトリル
,
ゾフラン
,
セロトーン
,
アロキシ
,
イメンド
,
プロイメンド
Keyword:
カイトリル
,
ゾフラン
,
セロトーン
,
アロキシ
,
イメンド
,
プロイメンド
pp.217-220
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106426
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抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting:CINV)や放射線治療に伴う悪心・嘔吐(radiation-induced nausea and vomiting:RINV)は患者の全般的な生活の質を低下させるだけでなく,感情面,社会面,身体機能を含めたすべての面に悪影響を及ぼすことが知られている.急性および遅発性の悪心・嘔吐,予期嘔吐の予防や症状の軽減は癌患者のQOL,化学療法の維持において重要である.5-HT3受容体拮抗薬および選択的NK1受容体拮抗薬は制吐薬としての適応があり,ここではその使い方について述べる.
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