特集 Structural Heart Diseaseインターベンション—「新しい」インターベンションのすべて
Ⅰ.TAVI
大動脈二尖弁に対するTAVI—これまでの臨床成績と適応の選択
山中 太
1
1湘南鎌倉総合病院循環器科
pp.180-187
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200135
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Point
・大動脈二尖弁症例へのTAVIは,新世代デバイス(Sapien 3, Evolut R, Lotus valve)の使用により,三尖弁大動脈弁狭窄症に対するTAVIと同等の結果を得ることができる.
・大動脈二尖弁症例へのTAVIの成績は,主にレジストリーからの報告であり,適応には,ハートチームによる個々の症例に応じた適切な判断が必要である.
・大動脈二尖弁へのカテーテル人工弁とそのサイズ選択には,確立された方法はなく,supra-annulusの面積,周囲長,短径・長径,commissural lengthなど,aortic valve complex全体の解剖を考慮して決める必要がある.
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